万葉集について
11月17日
近く万葉文化館に行く予定をしているが、その前に、万葉集について少し。
万葉集には、4000首以上の歌が収められている。それらの歌について、あまり知識はないが、一つ気に入って、記憶に残っている歌がある。
※お気に入りの歌
〜難波人 葦火たく屋のすしてあれど 己が妻こそ 常めずらしき〜
この歌は、「自分の妻は、歳とともに、その容貌は衰えてきたけれど、やっぱり自分の妻が一番可愛いな」という気持ちを、葦を燃やして煤けてしまった家を例えにして歌っています。
7世紀から8世紀の頃というと、衣食住は、現代人には想像もつかない程貧しかった時代。
おそらく、庶民は生きることに精一杯であったと思われるのに、よくこんな歌が生まれたものだと感心する。
今も変わらぬ最高の夫婦像ですね。
近々、万葉文化館に行きます。