緩和ケアを希望

48)11月21日 熱が下がり体調がよくなった。おとうは、補助ベッドで寝るのにも慣れてきていた。体調が戻ったことが嬉しかった。

 チャーリーとは、以後の治療についてもいろいろと話すことができた。

 チャーリーは、元気な頃から、病気が悪くなったら、緩和ケアを受けるねん、とよく言っていた。いろいろ思い悩んだ結果、自分で出した結論であったと思う。冷静だった。

 おとうは、この頃には、チャーリーには、長生きしてほしいけれど、それ以上に、しんどい目はさせたくない、という考えになっていた。